塩の江戸ゲ戦記

ソラノキオクを求めて

塩サイダー(@ShioCider_RUKIT)のエロゲ感想日記

今更Charlotteにハマったオタクの話

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前書き

塩サイです。

僕は最近大学の卒業研究に着手しており、とある都合でひと月ほどハンデを抱えた状態で進めていたので、まだ進捗としては6割ちょいくらいなんですね。()

 

で黙々と研究を進めていってる都合上気が滅入りやすくて、PCの横でYoutube流したりアニメを見たりしながら作業をしていたのですが、その中で見たCharlotteがなかなか面白かったので、それについて今回は書いていきたいと思います。

つまりはいつもの自分語り記事です。

 

これ書いてる暇あったら研究進めろよというのはやめてください。効くので。

 

Charlotte(シャーロット)とは

P.A.WORKS, Key(麻枝 准)制作の全13話構成のアニメ。

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特定の思春期の少年少女が特殊能力を持つ世界観で、主人公・乙坂有宇は『他人の意識を5秒間だけ乗っ取れる』といった能力を駆使してテストでカンニングを行うことで秀才を演じていました。

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そんなところに能力の存在(乙坂のカンニング行為)を知る友利奈緒が現れて、乙坂は半ば強制的に(能力者を守るための)別の学校に転入させられるところから物語は始まります。

 

また、Angel Beats!を彷彿とさせる声優陣やキャラ付けが複数されているので、そういった面でも楽しく見れますね。

 

とはいえ見てる方が大半だと思うのでこれ以上書く必要も薄いですかね。

しかもこのアニメ2020年1月に再放送するみたいだったんで完全に見るタイミング間違えましたね(笑)。

 

アニメの感想(ネタバレ)

序盤(1~5話)

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主人公である乙坂有宇のルックスが、コードギアスルルーシュみたいだったので、てっきり頭が切れるキャラかと思っていたらそんなこともなく能力を利用したただのカンニング魔ということが発覚。しかも思ったより性格悪くてこいつ主人公で大丈夫なんだろうか...といった疑問を抱えながら1話を見てました。気になる子とお近づきになるためにトラック運転手の人生終わらせかけるとか軽くサイコ入ってますよ...。

 

とはいえ2話目以降はやたら周囲のキャラが濃いせいか比較的乙坂が真人間に見えてくるので割と杞憂でした。

 

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尺の都合上仕方ない話ではありますが、能力者に呼び掛けていく際もう少しその人のドラマのようなものを見られたらよりその人の印象が強まってよかったのになと思いました。

(ですので能力者の葛藤やその周辺関係を密に描いてくれたOVAの14話なんかは非常に僕好みでしたね。)

 

中盤(6~10話)

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妹・歩未を失ったショックでどんどん乙坂が壊れていくシーンは非常に良かったですね。7話はこのアニメで一番好きな話だと思います。

隻眼云々の話が最終話で自分に返ってくるのもちょっと面白かったです。

 

少しずつ序盤の伏線が回収されていって乙坂は前の時間軸での記憶を取り戻すと、なるほどだ。

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この兄・隼翼の能力であるタイムリープが使用回数に制限あるというのも上手い話で、これに制約がないともう隼翼主人公でいいじゃんって話になっちゃいますからね。

この能力を乙坂が奪うことで、初めて主人公らしい展開になってきたなって感じでしたね。

 

終盤(11~13話)

ビビるくらい駆け足で笑いました。

運転手の裏切りからの熊耳の死、そして隼翼の放心状態。

 

最終話に至ってはまさか全世界にいる何千何万という能力者を1話で全員片付けるとは...。

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相当大変なことなのは分かるんですけど、イマイチどのくらい時間が経っていて乙坂がどういった葛藤に苦しんで壊れていったのかという過程の描写が薄くて少々感情移入し辛さを感じました。

展開自体も急すぎて「えっこれ本当にあと15分くらいで終わるの?」って思って見てましたね。

 

この終わり際無理矢理詰め込んで終わる締め方完全にAngel Beats!と同じ構成なんですよね。2クールとまで言わないにせよもう3話くらいあればもう少し違う形で収められたろうにと思わざるを得ないですね。

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乙坂の告白からの友利のOKサインもちょっと疑問というか、乙坂が7話以降徐々に友利に惹かれていくのは視聴者目線で分かるし納得もできるんですけど、友利側の描写が全然なくて「え、何でそんなあっさりOKしたの?」と感じました。恋愛において結構重要な要素ですし、欲を言えばこのあたりももう少し密に描いて欲しかったです。

 

これが麻枝准なんだと言われればそれまでではありますが。

 

アニメ視聴後について

面白かったっちゃ面白かったけど上記の通りなんか物足りないなと思っていたらどうやらAngel Beats!のように漫画版も出ているらしく、どうやらアニメ版で描写が薄かった箇所を埋めるようなエピソードが入ってるとのことだったので、この消化不良感を解消できるなら読んでみるかと買ってきました。

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ジャン! 全部で6巻みたいですね。

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絵もアニメほどではないですが、普通に上手で違和感なく読めます。

 

1巻はアニメの1, 2話をそのままなぞる形で進んでいき、2巻から漫画オリジナルのエピソードが出てきますね。

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試験っていうとAngel Beats!のあれを思い出しますね。

というか乙坂君、高校1年になって英語の5W1Hが分からないとは流石に『引くな!』

思い返してみれば友利の英単語帳ってかなり基本的な英文もちらほら乗ってましたっけね。

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12話友利「あなたの偏差値はわかっていますから」

なるほど納得だ。

 

尺の都合なのかスカイハイ斎藤やジエンド絡みの話に熊耳, 友利誘拐といった部分の話が端折られておりこの辺りの描写は薄めなのですが、代わりに乙坂家の母親の話や隼翼たちが乙坂たちが生徒会活動してる裏でどうしていたかといった話も収録されており補完の仕方としては上手でしたね。

言ってしまえばアニメ視聴前提の構成となっていたので、触れていく順番は合っていたみたいで良かったです。

 

あと何より最終巻のエピローグが良い

 

これが見れるだけでも結構違いましたね。

他にも新規エピソードはあるのですが、漫画版の方は触れていない人の方が多いでしょうしほどほどにしておくのがよさそうですかね。

気になったら是非(最終巻だけでも)触れてみてください。

 

4コマ漫画もあるらしい

上記の6巻編成の漫画を買った後に知ったんですが、どうやらギャグ要素を強くしより日常を描いた4コマ漫画なるものもあるらしく、どうせなら一緒に買うか―とポチッてきました。

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こっちは全3巻らしいです。

では早速1巻を...パラリッ

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クライストで草

早速過去作ネタで笑いを取ってくるスタイル嫌いじゃないです。

全体を通して話のテンポが良いですし、これも普通に面白いですね。

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何よりデフォルメ調の友利が非常に可愛い。

たまに等身戻るのもポイント高めです。

 

一つ気になったことがあるとすれば、高城のゆさりん推しはアニメで言うところの3話で口寄せ, 発火能力者の捜索に向かう途中で発覚するはずなのですが、ゆさりん合流前から普通にハロハロの話をしてる上ライブにも生徒会で向かってる点ですね。

 

とはいえ発売時期(2015.9.26)を考えればあまり突っ込むのも無粋ですし、こっちでは歩未も熊耳も死なないようなので、面白ければそれでよしとパラレル的な視点で見ていくのが良さそうですね。

 

あとがきの話も面白くて確かにアニメ放映前だと友利のキャラって掴みづらいですよね。キャラにしっかり色を付けたCV.佐倉綾音の仕事は偉大である。

 

サクッと読めちゃうのでこちらもやはり好きな方にはお勧めですね。

 

 

 

といった具合につい1週間ほど前に知ったコンテンツであるシャーロットにどっぷり浸かってみたよというそういうお話でございました。

粗い部分はあれどアニメ・漫画共に普通に面白かったです。

 

ではっ!