かりぐらし恋愛 評価 / 感想
かりぐらし恋愛とは
Asaprojectによる居候ゲー
主人公「一人暮らしする!昔住んでた家使お!」
でいざ引っ越してその家に向かったら手入れされてなかったためボロ過ぎてとてもじゃないが住めない状態。
というわけで昔仲よかった幼馴染の家に主人公家の修繕資金が貯まるまで転がり込むというお話。
ヒロインは4人全員幼馴染というなかなか珍しいもの
(主人公のことを鮮明に覚えてる人もいれば殆ど初めましてレベルで忘れてる人もいる。)
パロディネタが豊富でその手のファンも楽しませてくれる
(例)
- 兄ちゃんは今まで食べたパンの枚数を覚えてるの?(ジョジョ1部)
- んまぁーい!(ジョジョ4部)
- 最後はこの杏姉の傍におればよい!(北斗の拳)
- 恐ろしく速い手癖、俺でなきゃ見逃しちゃうね(HUNTER×HUNTER)
などなど...
感想
桜木橋理兎
主人公が幼少期最も親しくしていた子。
でも主人公はこの子を男と勘違いしていたためそれが原因で初期好感度は最悪となる。
でも一晩・二晩一緒に過ごしたらもうデレデレ状態である。
なんとまあちょろすぎる......┐(´ー`)┌
ヒロイン4人中唯一の一人暮らし。
故に生活の知恵のようなものをいくつも披露してくれる。
家庭的女子すこ!
理兎√自体の感想としては
そつなくまとまっているんだけども、悪く言えば平凡なギャルゲーしてるような感じもしばしば感じた。
ただこの子の真骨頂は本人ではなく他の子の√プレイ中にある。
一度主人公に惚れるとそこからはもうゾッコンなので他ヒロインと付き合おうものなら
「早く別れればいいのに...」
「手繋ぐまでなら浮気じゃないよね!」
(主人公の手作り弁当を食べる他ヒロインを見て)「きしゃぁぁぁぁあ!!!」
とバリエーションの多い嫉妬を見せてくれる。これがなかなかに見てて可愛い
そして忘れちゃいけないこのスパッツよ
えっちだ......(´͈ ᗨ `͈ )
新妻ひより
ギャグ&顔芸要員
個人的に一番好みのヒロイン。
サバサバしてるお調子者だけど主人公への好意を自覚すると照れた様子を見せる。
最高じゃないか(´ー`*)ウンウン
ひより「拓真(主人公)ー飯いこうぜー」
こんな風に昼休みに昼飯誘ってくれる女友達が欲しかった......。
僕は甘々な恋より初めから少し倦怠期くらいのお互い程々の距離を維持するくらいの関係が好きなので結婚するならひよりみたいな女の子が良い。
一番好きなシーンは初Hのときの
ひより「ぎょぇぇぇぇぇええええええっ!!!」
主人公「萎えぽよ」
のシーン。大体エロゲの初Hって
女の子「ちょっと痛いけど...嬉しさの方が大きいよ」
とか言いそうなもんだけどこれはストレートすぎて笑った
しかもそれに対する主人公の返しが「萎えぽよ」だからね
Hシーンだろうと全力で笑わせにくるスタイル嫌いじゃない。
そしてひよりを語るうえで欠かせない存在が母親のみよりさんである。
かなり元気な未亡人のアラフォーでことあるごとに主人公を誘惑してくる。
「たっくん(主人公)と子づくりするの~」と言ったり
主人公が入ってる風呂場に全裸凸してきたりとなかなかにアグレッシブなアプローチの展開をしてくる。
ぶっちゃけ娘のひよりよりヒロインしていると言えなくもない
(何故みよりさん√を作らなかったんだAsaproject)
こういう元気なおばさんの知り合い欲しかったなあ......。
エンディングのときの普段元気なみよりさんがしんみりするシーンで家族っていいなあってしみじみ思った。
世計絢花
むっつり後輩幼馴染。ひよりとは犬猿の仲。
むっつり属性, 人懐っこい, メガネ着脱可, 小柄な割に大きい(何がとは言わんが)と好条件が揃っているのだが、この子の場合取り巻きの家族が異常すぎる。
父親: 絢花に近づく主人公を亡き者にしようとしてくる。
母親: 重度の潔癖症で主人公に謎の液体を噴射してくる。
妹: メンヘラシスコン。主人公に唾を吐きかけてくる。
弟: オナニー中毒者。
とまあ騒然たる顔ぶれである。
無論初期状態では絶望的なまでに歓迎されない。
主人公のメンタルが強靭故にお泊り生活が成立している感ある。
僕だったら確実に一晩泊って逃亡する。
尚主人公は絢花に自分をお兄ちゃんと呼ぶよう強要する。
きっつと思わなくもないがそれ以上に家族がやば過ぎるのでセーフ。
上記の通りひよりとは口を開けば言い合いをする仲なので交際がばれたときのひよりの反応が最高過ぎた。
(Hのときもそうだけどひよりはこの叫び声が好きななのか?)
そして世計家に交際をカミングアウトした際のワンシーン。
尊い...。家族っていいなあってしみじみ思った(2回目)。
(正直この家庭は嫌すぎるが...。)
荒波杏
しっかり者のお姉さんに見せかけて家に帰るとぐうたら汚女。
主人公, 理兎, ひよりの1つ上, 絢花の2つ上。
故に皆から杏姉と呼ばれている(慕われてるとは言ってない)。
基本的に掃除・洗濯・炊事全部ダメの家事スキル0女なので主人公や他ヒロインからは「おっぱいだけの女」と言われている。
(テーマBGMの lazy! lazy!! Lazy!!!がまさに杏という人間を表していて笑う。)
杏はそれを受けておっぱいだけの女言うな―と返すものの生活スタイルを改めるつもりは微塵もないらしい。
因みに母親の透子さんも杏同様(というかそれ以上に)ぐうたら女で父親の惣時さん曰く「杏は若い頃の透子の生き写し」とのこと。
この有様で母娘2人とも容姿は綺麗なのだから世の中って理不尽だ...。
家事の方は基本父親の惣時さんが全てを担っているので惣時さんに万一の事があれば2人は4ぬ(家事と収入的な意味で)。
故に惣時さんは死に物狂いで主人公と杏をくっつけようと画策してくる。
一人娘の家庭だとどうしても娘の相手には慎重になりがちだがその様子が荒波家には微塵もないのが笑える。
主人公への好意を自覚してからは朝早く起きてお弁当作りに挑戦するなど目覚ましい成長を見せる.........かと思いきやすぐ諦めて元のぐうたらに戻る。
でもちゃんと主人公のことは好きなのでちゃんと愛情表現はしてくれる。可愛い。
主人公「いい加減うっとおしいな」
といいつつもスマホポチポチしていて割とどうでもよさげである。
良い距離感だ
ひよりの項でも書いたけど恋人の距離感ってほんと大事だと思っているからお互い過ごしやすい距離を維持してくれる女の子は僕の中では高評価!
尚そのときのスマホの内では
のように文字通りクソみてえなチャットが展開されていた模様。
終わりに
そこまで期待していなかっただけに凄く面白く感じた作品。
殆ど知らない人たちの家に上がり込むのってどうなのって思ってたけどいざやってみると主人公のメンタルとそれぞれの家庭の温かさ故すんなり設定を受け入れることができた(尚世計家)。
あと全く触れていなかったがこのゲームUIが非常に充実している。
- セーブデータも誰の√なのかあるいはHシーンなのかなど自動でジャンル分けしてくれるのでかなり整理しやすい。
- バックログもセリフだけでなく表情まで出してくれているのでスクショ映えする。
- 自前のソフトがあるので使わなかったがスクリーンショット機能もあるのですぐに面白いと思ったシーンを拾えるのも良きだと思った。
このゲームの中で一番好きなキャラ挙げろと言われたら.........
まあ迷うことなくみよりさんですかね笑
ではっ!