景の海のアぺイリア ~カサブランカの騎士~ 評価 / 感想
景の海のアペイリア ~カサブランカの騎士~とは
SILKYS' PLUS DOLCE発の景の海のアペイリアという作品のファンディスクですね。
(↑本編感想記事はこちら)
時系列は本編エンディングの数日後といった位置付けですね。セカンド内で"願う通りの自分になれる"という触れ込みの奇妙なアプリの噂が流れており、沙羅, 七海の2人に調査をしないか話を持ちかけられ、ハーレムに対する答えを出すことに躊躇いを持っていた零一が気分転換にもなるだろうと承諾した結果またも陰謀に巻き込まれていくといったお話。
各ヒロイン感想
竜宮 沙羅
クッ殺が似合うぽんぽちゃん。
大人のお姉さんではあるけど思いの外臆病だったり本編のときよりちょっと子どもっぽい印象を感じさせてくれましたね。こういうのも全然ありです。
ちょっとした煽りでテンションや表情がコロコロ変わるの可愛らしかったですね。流石はデザイアのコストを"感情"に設定してるだけのことはあります。
グラムの名前がちょいちょい変わってくの面白かったです。
女の子らしくないコンプレックスを抱えながらも料理スキルはなかなか高かったりメルヘンチックなシチュエーションに憧れを持っていたりとギャップを感じさせるものがありました。
人と違うことがコンプレックスではありましたが、零一の言った平均値5.5の話はなかなか耳に残る良いお話でしたね。
正円 七海
からかい上手の七海さん。
本編中は真面目ちゃんの印象が強かったですが、進めてみるとボケに近いからかい文句や笑顔で心を抉ってくるような発言をしたりと意外と侮れない性格してましたね。普通に印象変わりました。
気を許した相手にはこういった扱いになっていくんでしょうね。こっちの方が面白くて好きです。
引きこもりになったり役割に重きを置いてその通りに演じて生きるようになった理由に関してはなるほどなって感じでした。大人になった後思い返せば大したことないように見えても当時が中学生という年齢だったことを考えれば対応力がないのは仕方のないことですもんね。
僕は軽口をたたき合いながら深まってく関係が非常に好きなので、七海というキャラは僕の中でまあまあ刺さりましたね。
シナリオ感想(ネタバレ有)
てっきり本編の絶印シーンのように百合騎士コンビメインでそこに零一が加わる形かと思ったら普通に片方ずつ攻略して落としていくといった展開。
トータル6人の女性と深い関係になってしまったわけですね。
時間軸も違うし記憶がないから仕方ないとはいえほんとこの零一という主人公、三羽が全く同じこと言ったけど節操がない。
タコ足配線は草
本当にこれでいいのかと多少なりとも疑問視してしまう部分はあれど、その時間軸では真剣に向き合って恋をしたのだから仕方ないという思いもあるんですよね。
ただ女の子たちが見ていて不憫でならなかったです。
総括(ネタバレ有)
"本編では見れなかった2人"を重点的に描いてくれたシナリオでした。
新たなヒロインを追加する都合上どうしても本編のヒロインとの競合が気になってしまうので、そういった懸念を払拭するといった意味合いでもαシステムの記憶を失うといった展開は本作に非常にマッチしていたといえますね。
ただ本編の終わり方が非常に気持ちの良かったので、そこから無理に話を展開する必要があったのかという思いもありました。
αシステムの正体が分かったときもほーんって感じで本編のときの様な深い感動はなかったですしね。ドクター自身が言っていたようにつまらない実験というのがまさにしっくりくる表現だったかなという感じです。
正直な結論を言えばやってもやらなくてもよかったです。
ではっ!